糖尿病による腎不全について
糖尿病と腎不全に焦点を当ててお話します。糖尿病は多くの合併症を引き起こしますがその中でも腎臓への影響は大きく、腎不全へと進行リスクがあります。早期に対処することで、透析を必要としない生活を守れるかもしれません。
糖尿病と腎不全の関係
糖尿病は、血糖値が慢性的に高い状態が続くことで血管を傷つけ、腎臓の働きを徐々に低下させます。その結果、腎不全に至ることがあります。腎不全は、腎臓が体内の老廃物や余分な水分を排出できなくなる状態です。腎不全になれば、人工透析や腎移植が必要になります。
腎不全の初期サインを見逃さない!
腎不全は、早期では自覚症状がほとんど無いため、発見が遅れくことが多いです。症状では、尿の異常(尿が泡立つ、尿量が減少または逆に増える、尿の色が濃くなる)足や顔が浮腫んだようになる。疲れやすさと倦怠感があり日中も疲れが取れない。息苦しさと吐き気(老廃物が体内に溜まることで症状が現れる)高血圧の悪化(腎臓が正常に働かないと血圧が上がる)
私も透析を始める前、こうした症状が徐々に現れましたが、最初は疲れかな、多分気のせいだと思い軽視していました。振り返ると、それが腎不全の始まりだったのかもしれません。
腎不全を予防するためにできること
腎不全を防ぐには、日々の生活の中で腎臓を大切にすることが大切です。血糖値をしっかり管理する。血圧を下げる努力をする。(減塩や運動を取り入れる)定期的に検診を受ける。(健康診断でクレアチンの値を意識する)水分を適切に取る。(体に負担をかけない範囲で、こまめに水分を摂取する)腎臓に優しい食生活を送る。(塩分を控え野菜や果物を積極的に取り、良質なタンパク質も摂取する)
私は糖尿病を長年放置してしまい、腎機能の低下に気づいた時には手遅れでした。当初は、むくみや尿の泡に気づきつつも深刻に考えず、検査を受けるタイミングを逃しました。もしあの時、体のサインをしっかり受け止めていれば、透析を遅らせることができたかもしれません。今は透析治療を受けながら日々を過ごしていますが、同じような道を歩む人が少しでも減って欲しいと願っています。
腎臓を守る行動を今から始めよう!
糖尿病と腎不全は深く関係していますが、早期発見と対策で進行を防ぐことが可能です。日々の小さな体の変化に耳を傾け、1年に1回は健康診断を受けることが大切です。
この記事を読んで同じ症状があったと思った方は、ぜひ今日からできることを初めてみて下さい。
健康的な未来を守っていきましょう。
次回のブログでは糖尿病の合併症についてお話したいと思っています。最後まで読んで頂きありがとうございます。次回もよろしくお願いします。
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