透析ライフログ7

透析生活と病気への注意喚起

透析患者の食事と健康管理

透析を受ける患者にとって、食事管理は健康を維持するための重要な要素です。制限が多くて大変に感じるかも知れませんが、工夫次第で美味しく、そして楽しく過ごすことができます。今回は、透析患者の食事事情について、私自身の経験も交えながらお伝えします。

透析患者に必要な食事管理ポイント

透析を受けていると、体の中でうまく排出できない成分をコントロールする必要があります。特に注意が必要なものを4つ挙げていきます。

1、カリウム

カリウム多い食品(バナナ、アボガド、ほうれん草など)野菜の茹でこぼしをすると、カリウムを減らせるのでおすすめです。私は、ナッツ系が大好きで健康のため青汁も飲んでいましたが、カリウムが多くナッツは少量、青汁は控える様指導がありました。透析患者はカリウムの排出が出来ないため、カリウムが体内に溜まりすぎると高カリウム症になり心肺停止になることがあります。

2、リン

リンが多い食品(乳製品、加工食品など)も注意が必要です。カップラーメンなどにもリンが多く避けるようにして下さい。リンが体内に溜まりすぎると高リン血症になり動脈硬化や心不全になる可能性があります。

3、塩分ナトリウム)

塩分を摂り過ぎると高血圧、むくみの原因になります。私は、「低塩」や「減塩」の調味料を活用し、出汁やごま油などで味を調整しています。

4、水分

透析患者は水分制限があり量の管理をすることが大切です。スープやゼリーなども含めて、1日の摂取量を決めておくと安心です。また、喉が渇いた際、氷を舐めるのも水分量が抑えられておすすめです。    私が一番苦労しているのが水分の管理です。透析患者は、水分の排出が少なかったり、出来なかったりする場合があり、浮腫んでしまいます。また、季節的にも多く摂取する季節もあれば少ない摂取の季節もあり特に苦労しています。ドライウエイトからも2日で3、4kg増えることもありますので特に注意が必要です。

私の日常的な食事の工夫

制限が多いと、最初は何を食べていいのかわからない!となるかもしれません。私が献立で取り入れている工夫をいくつか紹介します。

野菜は必ず茹でるか、いっとき水にさらす。カリウムを減らすため。野菜は茹でるか水にさらしカリウムを落として下さい。塩分制限は重要で塩分が多いと水分の摂取量も多くなります。低塩か減塩の調味料や酢、ごま油などを使用しましょう。タンパク質も制限がありますが、良質なタンパク質はしっかり摂取しましょう。また、コンビニなどには、タンパク質や塩分の表示がされているので確認しながら利用するのもいいです。私の、朝食はご飯180g、焼き魚(塩分控えめのを使用)納豆、野菜の茹でサラダです。お昼は、ご飯と、野菜の茹でサラダ、鶏胸肉を焼いたものをマヨネーズで少量使い食べています。 夜は減塩の宅食を利用しています。コンビニでは塩分の関係で食べられるものも少なく、自分の調理では気を付けていますが、たまに味が濃くなります。その点宅食は自宅まで届き便利で、減塩しちますが美味しく色んなものが食べられます。みなさんもおすすめの調理方法や食べ方があれば教えて下さい。

透析患者の食事管理はとても大切ですが、慣れてくると自然と選択肢が広がっていきます。私も、最初はもう美味しいものが食べられないと落ち込むことがありましたが、少しづつ工夫することで食事の楽しさを取り戻しました。皆さんも医師や栄養士の指導を受けながら、自分に合った食事スタイルを見つけてみて下さい。美味しく健康的な食生活を一緒に目指しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。次回は、糖尿病の予兆症状や腎臓の事についてお話したいと思っています。次回もよろしくお願いします。

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