透析ライフログ6

透析生活と病気への注意喚起

入院と治療についてのお金の話

今回は、入院費や治療費及び私が入った保険のお話をしたいと思います。
私は、健康診断で要検査が出ていましたが、痛みも異変も感じなかったため、仕事を理由に病院の検査には行っていませんでした。ある日、片目から出血しており次の日にはもう一方の目からも出血。会社の上司に病院へ行くよう指示があり、眼科に行きました。目の検査をしたところ出血自体は問題なかったのですが、目の奥に糖尿病による網膜症の疑いがありと言われました。網膜症自体はレーザー治療で治療も可能でしたが、糖尿病自体の改善が必要との事で病院を紹介して頂きました。病院で検査したところHbA1cは基準値よりも少し高いくらいでしたが、腎臓の数値が悪かったため、即入院となり病院で詳しく腎臓を調べたところ1年もしくは2年以内に透析が必要と告げられました。私の頭の中には様々な不安が駆け巡りました。治療のことや仕事のことは勿論のことですが、特に気になったのが入院費でした。2週間の入院生活では治療や検査、食事療法が中心となり、退院時に提示された金額は約10万くらいでした。病院で高額医療制度の申請を教えてもらい申請していたので少し高めではありますが、問題なく払う事が出来ました。この入院費用には、治療費、ベッド代、食事代が含まれています。ちなみに、ベッドは4人部屋を使わせてもらいましたが、個室を利用する際は別途追加費用がかかります。病院側も個室か4人部屋か聞きますが、個室には別途料金がかかる事を言わない病院もあるのでご注意下さい。

高額医療費制度とは

日本の公共医療保険制度で、1ヶ月間に医療機関や薬局で支払った医療費が自己負担限度を超えた場合その超過分を払い戻す仕組みです。限度額は、年齢や所得に応じて異なります。この制度は、差額ベッド代や先進医療の技術料には適用されません。制度を利用するには『限度額適用認定書」を提示する必要があります。簡単に説明しますと、高額医療制度を利用するには、各保険会社に申請書を郵送して下さい。(健康保険組合:大企業の従業員などが加入。協会けんぽ:中小企業に従業員などが加入。国民健康保険:自営業や無職、フリーランスの方が加入。)限度額適用認定書が届いたら支払いの際、提示して下さい。各年収別に支払いの金額が決まっており、それに食事代や個室を利用したのであれば、差額ベッド代を加えた金額が請求されます。また、付加給付制度を利用すれば、さらに支払いが少なくなります。

付加給付制度とは

医療費が一定額を超えた場合、その超えた部分を保険組合から払い戻される制度です。付加給付制度を利用出来る保険は、健康保険組合と共済保険組合などです。(共済保険組合は、付加給付制度を設けている場合があります。)付加給付制度が無い保険は、国民健康保険と協会けんぽです。付加給付制度があるか確認してみて下さい。

年収別高額医療費の負担額

年収年収1,160万以上の自己負担額は252,600円です。
年収770万から1,160万までの場合、自己負担額は167,400円です。
年収370万から770万までの場合、自己負担額は負担額は80,100円です。
年収370万以下の場合は、自己負担額は57,600円です。これに、差額ベッド代や食事代が加算されます。
私の最初の入院は、年収が370万から770万の間でしたので、自己負担が自己負担が80,100円+食事代の金額でした。眼科でレーザー治療も高額医療制度を利用が出来負担額が少なかったです。日本の公的保険のお陰で医療費は少なく、さらに民間保険に入っていたため保険金が下り、ほぼ負担額が無くなりました。

入院・治療の自己負担額

1回目の入院では、約10万くらいでした。2回目の入院も(透析治療も含み)約10万くらいです。
透析用のシャントの手術代は、約3万で眼科でのレーザー治療も5回しましたが各3万くらいでした。
民間保険での加入もありシャントの手術以外は保険が適用されほぼ負担額は無かったです。また、透析の費用も高額で月40万円から60万円の費用がかかりますが、特定疾病療養受療書を提示すれば、月1万円から2万円で透析治療受けられます。透析入院中に医療事務の方から教えて貰えます。もし、教えて貰えていなければ、すぐに確認して下さい。

以上が私の入院費用及び保険のお話でした。私も、病気になり入院しなければわからない事だらけでしたが制度を知って医療費の不安が無くなりました。知っているのと知らないのでは大違いです。ぜひこのブログを参考にして貰えたら幸いです。また、民間の保険も入っていると心強いです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。次回は、透析患者の食事関係の事をお話したいと思っております。次回もよろしくお願いします。

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