前回のブログでは、透析に至るまでの私の体験についてお話ししました。病気が進行していく中での不安や戸惑い、そして透析を始める決断に至るまでの気持ちは、今でも鮮明に覚えています。
透析入院する前に透析用のシャントを作りに病院で軽い手術をしました。シャントというのは、腕の静脈と動脈を繋ぎ合わせ十分な血液量を確保する手術の事です。日帰りで出来麻酔も効いているので、痛くはありませんでした。注意点は、民間の保険では点数が足りない為、保険料はおりませんでした。笑 金額は大体3万円くらいでしたので特に高い手術代ではありませんでした。
仕事もある為ギリギリまで入院を延ばしていましたが、数値の限界で入院になり入院当日より透析生活に入りました。
看護師さんより色々な説明を受け呼ばれるまでベットで待機しており、不安でいっぱいでした。看護師さんから呼ばれ透析室へ ベットが多数並んでおり見慣れない透析の機械もあり、雰囲気も初めて見る光景で異様に感じ不安は最高潮!今でも覚えていますが、20代前半であろう看護師さんに助けてくれと言わんばかりの情けない顔をして看護師さんの顔を見ていました。笑 ベットに寝て透析用に検査が始まりました。この検査は、透析をする際、血管がどこにあるか、血管の太さはどうか、血流はどうなのかを調べる機械で透析用の技師の方が調べてくれました。 血管の調査の後、針を刺し透析開始!透析は大体4時間がかかりドライウエイトからの増加量で延長が発生する場合がありますが入院中は水分管理と栄養管理をしてくれる為、延長はありません。入院中特に辛かったのが、水分制限です。基本1日2ℓの水分を摂っていた私には3回の食事でコップ1杯の水分では足りず、退院したらアクエリアスを買ってがぶ飲みするのが目標でした。
透析も何回かすれば慣れてきます、また、看護師さんのケアもあり入院中は快適にも感じました。入院中は透析以外はベットで過ごしテレビも付いていますが、携帯電話が離せませんでした。 入院中今後の生活や人生の事も考えだし今までの考え方が180度くらい変わりました。私にとっては人生の大きな転換点だったと思います。入院期間は大体2週間ですが、私の場合は、胃カメラ検査が終わっていなかった事もあり、3週間の入院になりました。退院後入院費を払いに病院に行き支払い。この時ほど日本に生まれて良かったと感じた事はありませんでした。入院代が食事込みで8万ぐらいで収まり(入院中高額医療請求の申請、透析の高額医療請求の申請を事務方に説明があり、入院中に申請ができます)大変助かりました。
透析生活は不安な事が多いですが、支えてくれる医療スタッフの方々や家族の存在がどれほど大きいか日々感じています。
透析生活で一番重要なのがとにかく前向きに考えると事です。今の現状に対して自分には何ができるのか今後の人生どうするのか不安は尽きませんが前を向けばなんとかなります。私も、皆さんと一緒に前向きに歩んでいけたらと思っています!
最後までこのブログを読んで頂きありがとうございます。
次回は、退院後の障害者年金申請・受給までのお話をしたいと思っています。
コメント