透析ライフログ9

透析生活と病気への注意喚起

糖尿病の合併症を徹底解説!知らないと怖い体への影響

糖尿病は、血糖値が高い状態が長期間続くことで全身に様々な影響を及ぼす病気です。しかし、糖尿病自体よりも「合併症」が多くの患者さんの生活や健康に深刻な影響を与えます。今回のお話は、糖尿病の主な合併症とその予防法についてです。

糖尿病の主な合併症とは?

糖尿病の合併症は、大きく分けて2種類に分類されます。
細小血管障害(小血管合併症)と大血管障害(大血管合併症)です。

細小血管障害とは、毛細血管が傷つけられ生じる病気です。この障害には主に糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症の三つがあります。障害の頭の文字をとって「しめじ」とわかりやすくして説明されることがあります。「神経障害のし」「網膜症のめ」「腎症のじ」です。これらの障害は、高血糖状態が長期間続くことで進行し、神経や網膜、腎臓などの臓器に影響を及ぼします。糖尿病の治療を継続し血糖コントロールすることが大切です。 私の場合は、まず神経障害で足の爪が剥げました。爪が剥げても痛みを感じず、恐怖みたいなのを覚えました。次は目にきました。朝、出勤中車の運転をしている時に対向車の白い部分が太陽の光で見えづらくなり、運転中でしたので事故を起こさないかドキドキしました。最初は目が悪くなったのかと思っていましたが、入院中お医者さんに相談したところ糖尿病網膜症を言われました。昼間白い色が見えづらくなっていたら要注意です。

大血管障害とは、心臓や脳などの太い血管が動脈硬化によって傷つき、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)脳梗塞、末梢動脈疾患(壊疽)の三つがあります。こちらも、障害の頭文字をとって「えのき」と説明されることがあります。(わかりやすくす病名を表現したものです。)「壊疽のえ」「脳卒中のの」「狭心症・心筋梗塞のき」です。これらの障害は、網膜症、神経障害、腎症になったあとも生活習慣を変えず病気が進行した際、発症する可能性があります。糖尿病患者は、怪我の治りが遅く特に足には毛細血管が多く足を怪我した際、適切な治療を受けない場合は、足もしくは足の一部が壊疽し切断する場合があります。私も透析治療する前は、太ももの下から足首まで血流障害で黒く変色していました。透析治療し今では通常の肌色に戻っています。入院中には、足の指を数本切断し切断部分の治療をしている方もいました。

合併症を防ぐためにできること

血糖コントロール定期的な検診健康的な食生活です。
血糖コントロールは、継続することが大切です。私も最初は習慣づけに苦労しましたが、食事の見直しや運動を取り入れて少しずつ安定してきました。 また、検診を受けることで自分の体の状況が数値として見え安心感に繋がります。透析になる前の尿検査でもっと早く病院にかかっていればと今でも思います。最後に、健康的な生活習慣です。仕事をしているとなかなか健康的な習慣が身につきませんが私がしたのは、仕事後のウォーキングと塩分控えめの食事です。これだけでも体調の違いを実感しています。

最後に

最後に、糖尿病の合併症は放置すると命に関わることもありますが、正しい知識と行動でリスクを大幅に減らせます。私も、遅い気づきになりましたが、透析を通じて健康管理の大切さ、健康であることの素晴らしさを改めて実感しています。皆さんもこの記事を参考に、日々の健康生活に少しでも役立てて頂けたら嬉しです。私が言うのもですが、なってしまってからでは遅いです。病気になる前に早めに適切な治療を行なっていつまでも健康生活を!

最後までこの記事を読んで頂きありがとうございます。次回は、透析患者の1日のルーティンをご紹介いたします。次回もよろしくお願いします。

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